盛り上がる将棋にみる「大切なこと」

こんにちは。就職支援担当のアライです。

初登場ですね。少し自己紹介させていただくと、大学や専門学校などの教育機関や、

自治体などの公共機関で就職支援セミナーやキャリアカウンセリングを担当しています。

 

さて、将棋が熱いですね。

7月2日の昨日、注目の中学生プロ棋士藤井聡太四段が負けてしまい、

公式戦の連勝記録が「29」でストップしてしまいました。

しかし、6か月間、29戦負けなし、しかも30年も破られなかった記録が破られたということですから、

負けてもすごい!と感じます。

もう一人、先日引退会見をした独特の雰囲気で人気の“ひふみん”こと、加藤一二三九段も、

63年間現役を続けていたということですから、この年月を考えるとすごいことですね。

そんな将棋の盛り上がりの中、

詳しくない私も自宅に帰るとテレビのニュースで対局の場面を見るのですが、一つこんなところに興味惹かれました。

投了する際、発する「参りました」の持つ意味

先日、藤井四段と対局した東大トップアマの藤岡隼太棋士も、対局で敗れ引退することになった

“ひふみん“も、発した「参りました」という言葉について考えてみたいと思います。

将棋の世界では、敗北したことを自ら認める「参りました」という自己申告が通常のルールです。

しかし負けを認め、相手に対して「参りました」と言う瞬間、はたしてどんな気持ちなのでしょう?

藤井四段と対局した藤岡棋士は東京大学に通う大学生。

いくら強いとは言え中学生の藤井四段に対して、自ら負けましたと言うこと。

棋士の中で最年長、63年間という経歴を持ち、引退がかかる対局で“ひふみん”が、負けましたと言うこと。

これは非常に悔しく、辛い現実に立ち向かうことになります。

もしかすると、人によってはプライドが大きく傷つけられるのだろうなあと思います。

強くなれる人は「負けました」と頭を下げ、振り返る。

ちょうどそんな時、子供将棋大会の記事が掲載されていて、こんなことが書かれていました。

『子供はなかなか「負けました」とか「ごめんなさい」と素直に言えないものだ。

その気持ちは分かる。でも悔しさをこらえて、「負けました。ありがとうございました」と、

声に出したところから、「次こそは負けないぞ」という反省と闘志がわき出てくる』

記者は、子供の勉強にも重ねて、『「悔しい」「うれしい」という気持ちを素直に受け止め、

「次こそは」「次もまた」と振り返ることこそが、学習の基本』と締めくくっています。

 

これを読んだ時、就職活動でも同じようなことが言えると感じました。

新卒採用のピークを越えたこの時期、学生の中で内々定を得た、得ていないという声が聞こえます。

もしまだ得ていないとしたら、現状をしっかり受け止め、これまでの活動、自分自身のことを振り返り、

次に向かって焦らず、取り組んでいくことが必要なのでしょう。

 

現状や、経験、活動、自分自身。

逃げずにしっかり受け止め、振り返る。

それが出来る人は強く、また成長するのだと感じます。

 

就職活動というのは、早くに内定を得られれば正解ということでもありません。

もしかすると、就職活動を通じて今までの自分を振り返るきっかけとなり、

「次こそは」と思うこと自体が成長につながるのかもしれません。

 

タイトルに掲げましたが将棋には、「参りました」という自らの負けを宣言する伝統があります。

必死に戦い、しかしそれでも負けてしまう時もあるでしょう。

その時に言葉にする「参りました」という宣言。

そこには、この勝負を認め、挫折を乗り越え成長しようとする意思が伺えます。

これは、将棋にも就職活動にも、もしかすると人生のあらゆることに共通する「大切なこと」ではないかなあと考えました。

加藤一二三九段も、「勝負はつねに負けた地点からはじまる」と仰っています。

 

誰よりも勝負に挑み、誰よりも負けた加藤一二三九段の言葉の重みを信じたいものです。

さて、恐らく次回 も?初登場のメンバ ーとなることでしょう。それでは次回をお楽しみに。

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