自己イメージを向上させる

こんにちは、アライです。HRPでは、新卒採用コンサルティングの他にも、人材育成の領域での支援、研修などを行っています。今回は、日々の行動にも使える、自己イメージを向上させる方法についてお伝えしようと思います。

良い点と期待

とある管理職の研修について提案する上で、講師の方と内容についてどうするかを打合せしていた時のことです。その講師の方がこんなことを言いました。

「人間の目は問題点を見る」
「あれ?」と思う点に目がいってしまうそうです。そのため、よくある研修内容では、「若手社員(相手)の良い点を挙げましょう。」と、時間をとって考え書き出してもらいます。

しっかり時間をとると出てきます。出てきた良い点を「会社に戻ったら、しっかりと伝えていきましょう。」と話します。

このように出てきた良い点を伝えたり、業務を進める中での頑張りや、とった行動をほめるたりすることで、プラスのラベリングが行われ、その通りに行動をとるようになったり、能力もアップするという「ラベリング効果※1」が生まれるそうです。

また「ほめる」という行為で、期待を言葉にすることで、さらにその期待通りの結果を出せる「ピグマリオン効果※2」も期待できるそうです。

話はここで終わりではなく、講師の方はさらに、「自分の良いところを挙げましょう。」と言い、考えてもらうそうです。そうすると、なかなか出てこない人もいるのだそうです。

※1 ラべリング効果…ラベル(レッテル)を貼ることで、心理を動かすテクニック。ラべリングすることにより、相手に暗示を与えて、相手がそれに沿って動くように仕向けることができるようにる。
※2 ピグマリオン効果…アメリカの教育心理学者、ローゼンタールが発表した心理学用語。他者への期待値がその後の成長を決定づける大きな要因のひとつになると考えられている。

自分の良い点を見つけられない人は、他人の良い点をみつけることはなかなかできない。

自分の良い点がなかなか出てこない人には、こんなことをお勧めするそうです。
「毎日スケジュール帳の明日の日付に、自分の良いところを一つ書いてください。」

あるいは、こんなことでも良いとも言っていました。
「朝起きて鏡を見たら、自分の良い点を自分に向かって伝えましょう。」

自己肯定感が低いと自分自身で感じている人、物事がなかなかうまくいかないと感じている人、管理職に限らず、こんな状況の人にとっても、効果的だそうです。

特に、言葉を口にして吐き出し、自分の耳で聴く、この繰り返しの単純作業が、継続しやすくクセ付けになり、最も効果があるそうです。

長野県のある老舗旅館のスタッフが、「朝起きて…」をやり続けたら、リピート客が増え、口コミで利用客増、売上増に繋がったそうです。

自分をほめる習慣

先日あるウェブメディアに、「落ち込むのは時間のムダ。「自分ほめメモ」を習慣化すれば、すべてが前向きになる?」という記事がありました。

1日1ほめを習慣にして毎日実践していけば、潜在的な意識が変化し、幸せが引き寄せられるといった内容で、
『1日1ほめで幸運を引き寄せる 自分をほめる習慣』
という書籍の内容の紹介を中心に、1日1ほめを推奨しています。

調べてみると、『「ほめ日記」効果・自分を味方にする法則』という書籍もあり。シンプルな行動ですが、効果はありそうですね。

こんな記事を書いていて、ふと、アトランタオリンピックの女子マラソンで銅メダルを取った有森裕子さんが言った、
「自分で自分をほめたいと思います」という言葉を思い出しました。

▽これまでの記事はこちら

「あなたは社会に何を残しますか」
働きつづけるための「大切なこと」
盛り上がる将棋にみる「大切なこと」

 

関連記事

  1. 「記録」よりも「記憶」に残る大切さ

  2. 環境を変えたいならまず自分から

  3. 「あなたは社会に何を残しますか?」

  4. 「インターンシップ」が社員教育に与える効果とは

  5. 『働き方改革』は『働かせ方改革』ではないかというお話

  6. 「相談できる人」、「叱ってくれる人」を大事にしましょう。