フランス人の女性はなぜ仕事を続けられるのか

こんにちは、サトウです。今回は女性の就業支援について調べている中で見つけた記事についてお話したいと思います。

日本では2016年には「女性活躍推進法」が施行され、企業の女性活躍の取組が期待されていますが、フランス人女性の仕事と環境について気になるデータがありました。

じつはフランスでは女性の就業率が85%にも上る、女性活躍先進国なのです。日本では30代前後で就業率が一旦低下する、いわゆる「M字カーブ」を描くのに対し、フランスでは逆に山型を描いています。

出典:独立行政法人 労働制作研究・研修機構 国際労働比較2017

女性の就業率が85%と高いフランスでは、働く母親はごく普通の存在であり、出産後も子育てをしながら働いています。では仕事と子育てが両立出来ている理由は何なのでしょうか。大きく3つに分けて考えることができる層です。

まず1つ目は、仕事をしていても家族と過ごす時間が十分取れる仕組みがあること。フランスの法定労働時間は週35時間、年間の法定有給休暇は5週間。(日本は週40時間、有給休暇は最高で20日)

残業もほとんどなく、仕事とプライベートをしっかり分ける習慣が定着している。

2つ目は、夫が育児や家事に積極的に取り組んでいること。

子供の送迎から学校行事・家事に至るまで、妻の指示ではなく「自主的」に行うのだそうです。

3つ目は、日本と比べて母親の負担が格段に少ないこと。

日本人は決まりを重視し、何事も「手抜きをしない」ことを美徳とする傾向があるのに対し、フランス人は手抜きが出来るところでは手を抜いてもかまわない、と考える。

何事も合理主義で決まりがないので、母親の仕事も少ない。フランスの幼稚園では入園準備がほとんどいらなかったり、小学校でも行事は少なく、PTAも少人数。そもそも学校側も共働きを前提に保護者に対応している。

ここまで見ると正直何ともうらやましい限りです。さらにフランスではバカンスを取りリフレッシュするという余裕もある。

全てがこの限りではないでしょうし、職業や家庭による違いもあるでしょうが・・。

夫の育児・家事の参加は今でこそ、保育園の送迎や子育ての場面などで以前よりは多く見かける様になりましたが、まだまだ母親中心です。父親の労働時間が長ければそうなるのも当然かもしれませんが、日本では父親が働き、母親が家事や子供の世話をするという概念がまだ根付いているんだなと感じます。

文化の違いもありますが、日本で女性が長く働き続けるには長時間労働の慣習を変えることだけでなく、合理的な視点からも見直す必要があると思いますし、改善する余地があるのではと考えさせられました。「働き方改革」として、企業も様々な取組を行っていますが、行政や教育機関などでの手続きや制度なども、設計しなおすことができると、より一層女性の就業率の向上にも効果が現れるのではないでしょうか。

ちなみに、フランスでは女性の就業率だけでなく、合計特殊出生率も1.89と比較的高い数値のようです。詳しくは内閣府、経済社会総合研究所「フランスとドイツの家庭生活調査-フランスの出生率はなぜ高いのか-」をご覧頂くとその取組の比較分析が分かるようです。ご参考までに。

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