何だか仕事がうまくいかない、という人へ

ハセガワです。私が好きなテレビ番組に、広島ホームテレビの「アグレッシブですけど、何か!?」という番組があります。

ゆるく面白い番組でしたが、残念ながら2015年3月で放送が終わってしまいました。

中島尚樹さんという広島のタレントがMCのローカルバラエティ番組で、東京MXなど、いくつかのローカル局でも見ることができたので地域によっては、ご存知の方もいるかもしれません。

興味深かったのは「アグレッシブ人生学部」という企画。

「誰もが経験する可能性のあるコトについて事前に勉強する」という趣旨で毎回テーマを設けて各分野よりゲストを招き、学校では教えてくれない様々な知識を、徹底伝授してくれる、というもの。

黒田勇樹さんの「失業学」、堀江貴文さんの「収監学」など、ある意味面白い放送も(^-^;)

その中でも忘れられない放送が「バカでも年収1,000万」の著者、自称バカリーマンの伊藤喜之氏が登場した回。個人的に思い知らされることが多く今でも仕事でモヤッとしたとき、録画の山を掘り返して観るほど。笑

彼は自分を「バカ」だと言いますが決してそんなことはないと、私は考えます。

『バカ』は悪いことなのか?

さて、この自称バカリーマン。

①月極駐車場を「げっきょく駐車場」と読み、更に会社名と勘違いし「月極という会社は、たくさんの駐車場を運営するすごい会社」と思っていた

②鬼怒川温泉も読み間違え、切符を買う際、駅の窓口で「おにおこりがわ温泉まで1枚!」と自信満々に発言

③全国で上位入賞を果たした軟式テニスでプロになるつもりが就活の時に「軟式テニス、プロないけど大丈夫?」と友達に言われ愕然

など、数多のおバカエピソードが。

そんな彼が、なぜ若くして(27歳の時らしい)年収1,000万円も稼げたのか。彼の持論などから、少し考えてみました。

いつもと違うことを、わざとする

好きな子とばかりデートしてたら、好きな子のクセしか分からない。それは、仕事にも通用するのでは?そのような考えから、彼は会社で「嫌なことは全部やろう」と決めたそうです。

嫌なこと…やらなくても、誰か得意な人に任せたら、早く済むこともあるのでは…

ダメな私はこう考えてしまいますが、彼の持論はこう。

【やりたくない仕事でも、受けないと、考えることもしなくなる】

ぐぅ正論!本当に「バカ」なのは、考えることをやめ、成長を拒否している人ですね…(ヒヤヒヤ

《給料=貰うもの》と思っていたら上がらない。《給料=お釣り》である

また、確かに…と思ったのが、この考え方。会社というのは、大きなお財布にお金がなかったら、給与も賞与も出るわけがない。財布から溢れたお金が、社員の給与・賞与になる。確かに、この考え方もできるのではないでしょうか。

このお財布にお金を貯める努力をしたり、結果を出したりした人はお釣りが溢れた時、その取り分が多くなる。

お金を貯められていない人は、お釣りの中からもらえる額も少ない。

フリーランスの方もそうですよね。必要経費や生活費を除き自由に使えるお金は、なるべく多い方が色々と便利でしょう。

スピード重視!やる気を見せることで小さな貯金を

バカリーマン曰く、出世しそうな人の共通点は【超速行動】。こだわるべきは質でも量でもなく、スピード。クオリティなどと比較したら、後回しにしてしまいそうな項目…

しかし、彼はこう言います。出世とは【ひょっとしたら、と思われること】なのだと。

例えば、お客様に、3日後までに見積書を出すよう依頼されたとき。普通の人はExcelなどで体裁を整え、ある程度時間をかけて作るでしょう。

しかしやはり彼は違います。手書きでもいいので、とにかくその日のうちに持っていくそう。あまりに早すぎるから、方向性が間違っていても教えてくれるという、スピード感があるからこそのメリットも発生したことがあるらしい。笑

つまり、すぐやる=あなたの指示には何でも従います、のメッセージになりそれを地道に積み重ねることで、上司への印象付けに少しずつ成功し何かあった時「あいつに頼んでみようかな」と、いう貯金になることが多いそうです。

何だか仕事がうまくいかない、という人へ

つまり仕事で成功するって、こういう小さいことの積み重ね。全く運動をしない人が、突然ウルトラマラソン完走なんて、99.9%無理です。

スポーツの日本代表にも例えてましたよ。試合に出場したくても、誰かが推薦してくれることはあり得ない。試合に出たいと思っているたくさんの選手の中で、監督が「こいつなら」と信用してくれるから選ばれる。

つまり、上から引っ張り上げられることが出世なんだ、と。

そして、頭に残った、この公式(?)。

バカは、知識がない、プライドがない、深く考えない。
⇒どんな仕事をするもフットワーク軽く動ける。

賢い人は、知識がある、プライドがある、深く考える。
⇒フットワークは重くなり、仕事のスピードが落ちる。

彼は熱を込めて言いました。

「プライドだけが唯一邪魔です。ほんと邪魔!」

もし「仕事がうまく回ってない…」という方がいらしたらしんどいかもしれないけど、試しに少しだけ、プライドを捨ててみて下さい。

私は「バカ」という言葉は、使い方によっては、壮大な褒め言葉になり、人間、バカになれる人は強いと信じています。

自分はそんなにプライドの高い人間とは思っていませんが、それも思い込みかも。
仕事もプライベートも上手く回せるよう、私なりに考え、スピード感を意識してみます。

▽これまでの記事はこちら

冬の旭山動物園がおススメだというお話
「相談できる人」、「叱ってくれる人」を大事にしましょう。
損得勘定で考えるよりも大事なこと
仕事もプライベートも「目的意識」が大切。
人間関係を良くするための「相手の心」を動かす方法

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